レール損傷測定装置|RSCM
RSCMはレール表面の損傷を検査するための測定器です。レール横断面全体を19個のセンサーで測定されます。測定データは専用ソフトによってフィルタリング・分析され、1m毎に最も深く測定された亀裂を表示します。転がり接触疲労(きしみ割れやシェリングなど)、はく離、ピッチング傷などの損傷を深さ7mmまで検出・分析します。
測定
レールに磁束を発生させた後、5mm間隔の19個の高感度センサーでレールヘッドを検出します。迷走磁場の変化から、レール表面傷の深さと形状(最大7mmの欠陥深さ)を正確に捉え、リアルタイムで表示します。測定区間内のレール表面傷の把握は、その区間に必要なレール削正量を計画する上で重要です。
簡単な操作
RSCMのセット・オフセットと操作は一人で行うことができます。わずか数ステップで操作可能な状態になり、必要であれば装置をすぐにレールから外せます。
技術仕様
製造 | |
製造会社 | Vogel&Plötscher社(フォーゲル&プレッチャー社) |
測定パラメータ | |
測定分解能 | 0.1 mm |
測定間隔 | 2mm |
測定可能深さ | 0.1~7.0mm |
最大ストレージ容量 | 測定距離20km |
バッテリー稼働時間 | 4時間以上 |
IP保護等級 | IP65 |
測定速度 | 時速2.5km以下 |
適合規格(ヨーロッパ) | DB Ril 821.2007V03-36及び DIN EN 61000-6-4:2017 |
寸法・重量 | |
本体 | 約 700 x 165 x 820 mm | 20kg |
測定システムの絶縁 | あり |
※商品のデザイン、仕様、外観は予告なく変更する場合があります。